財団法人福岡県環境保全公社リサイクル総合研究センター | |||
当センターは、産・学・官・民(住民、NPO)が共同して行うリサイクル技術の開発や循環型社会構築のための社会システムに係る研究等に対して支援を行っています。 具体的には、共同研究のコーディネートや研究活動及び実証試験に対する財政的支援、実証試験地の無償提供、インターネットを用いたリサイクル技術の情報提供などにより、地域に根ざしたリサイクルシステムの構築を目指しています。 |
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組織 | |||
センター長には花嶋正孝福岡大学名誉教授が就任し、副センター長以下、総務企画課及び研究開発課の2課体制を執っています。 また、平成18年4月からは、センター内に国際環境人材研修センターを設置しています。 |
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センターの機能 | |||
当センターは、次の3つの基本的機能にもとづいて事業を推進しています。 @リサイクル技術や分別回収等の社会システムの開発、研究成果の地域展開や事業化を 支援する「研究開発・実践支援機能」 Aリサイクル技術や社会システムに関する情報を発信する「環境情報機能」 B福岡県内の多様な環境リソースを活用して人材育成研修を行う「国際環境人材研修機能」 |
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研究開発・実践支援機能 | |||
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研究内容 | |||
研究企画から研究会をへて共同研究プロジェクトに進むステップアップ方式で研究を推進しています。 @研究企画では、問題点、課題の整理等を行い、実用化の可能性を検討します。 |
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@ 浄水ケーキを使用した園芸用培土の開発研究会 |
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県南広域水道企業団では毎日約9万立方メートルの水を浄水処理しています。その処理過程から年間で約1000〜1,200トンDSの浄水ケーキが発生しています。この浄水ケーキの用途拡大を図るため、浄水ケーキの保水性及び保肥性を活かしながら、水分を含むと透水性が悪くなるという欠点を改良した園芸用培土の開発を行いました。 |
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● 商品が出来るまで |
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A乾燥剤リサイクル研究会 |
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メーカーから排出される規格外品及び納入業者より返品された使用済み乾燥剤の中身が純度の高い石灰であることに着目し、粉砕・微粉化して造粒消石灰の結合剤として用いる製造法と農業用石灰質肥料として流通・販売するシステムを開発しました。 |
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Bめっき排水から亜鉛を回収するシステムの開発 |
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めっき工場で発生する排水から高品位亜鉛スラッジを回収する安価な装置を開発し、回収された高品位亜鉛スラッジを亜鉛精錬工場に原料として販売する仕組みを構築。 亜鉛精錬工場は、これを原料に亜鉛地金を生産し、亜鉛めっき工場などで再利用。 |
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